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備前福岡(びぜんふくおか)(岡山県)(いち)復元模型(ふくげんもけい)) 履物(はきもの)や布地,米,魚などさまざまなものが売られ,たいへんにぎわっているようすがよくわかります。

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備前福岡(びぜんふくおか)(岡山県)(いち)復元模型(ふくげんもけい)) 小屋の中に座っている布売りの女性(右端(みぎはじ))は,売り上げた(ぜに)(ぜに)さしにさしています。

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備前福岡(びぜんふくおか)(岡山県)(いち)復元模型(ふくげんもけい)) 小屋は草ぶきや板ぶきの簡単なつくりでした。米売りは「ます」で(はか)って米を売っています。右端(みぎはじ)ではてんびん(ぼう)に魚を下げた男が見えます。

 農業や(しゅ)工業(こうぎょう)が発達すると,人々の多く集まる寺社の門前(もんぜん)や,交通の便(べん)のよいところには,定期的に市が開かれ,生活に必要な品物が取り引きされるようになりました。鎌倉時代には,月に3回の市が各地で開かれました。京都や鎌倉などの都市には,見世棚(みせだな)とよばれる常設(じょうせつ)の店もみられるようになりました。また離れた地域との取り引きも行なわれ,売り買いには中国の貨幣(かへい)宋銭(そうせん))が使われるようになりました。