武士の(やかた)復元模型(ふくげんもけい)) (やかた)の周辺は,(てき)侵入(しんにゅう)を防ぐため,堀,土塁(どるい)板塀(いたべい)に囲まれていました。

 鎌倉時代の武士は,農村に住み,みずから農業も経営(けいえい)していました。武士の(やかた)は敵の侵入(しんにゅう)を防ぐ城であり,弓矢などの訓練をする場であるとともに,農業経営を行うところでもありました。館は土塁(どるい)(ほり)(かこ)まれ,館内や周辺には主人の住む主屋(おもや)大切(たいせつ)な馬をかううまや,弓の訓練(くんれん)をする矢場(やば)下人(げにん)耕作(こうさく)させる耕地(畑)などがありました。館の構造は平安時代の寝殿造(しんでんづくり)が簡素になったものと思われます。